友野くんとNulbarichのこと

お気に入りのプレイリストの中に、何人か邦楽のアーティストがいる。その中の一組がNulbarichだ。きっかけはとてもシンプルなものだった。私が推しているフィギュアスケーター友野一希選手がお気に入りのアーティストだったのだ。たまたま、友野くんのインスタを覗いたら、彼のパソコン画面にNulbarichのマークが貼られていて、本人も、彼らの音楽のファンであるとコメント。
「友野くんが好きなNulbarichって、どんなアーティストなんだろう?」そう思った瞬間、すぐにネット検索。そこで行きついた曲が、「It's who we are」だった。

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聴いてみると、すごくかっこよくて気分が上がった。都会的なサウンドは、友野くんのスケートを思わせる。思えば、友野くんはファッションも都会的でおしゃれなものを自然に選びとる。試合で使われる音楽も、センスを感じるカッコいい曲が多かった。「そうか、おしゃれな人は聴く音楽もおしゃれなんだ」妙に納得した私は、即CDを購入。ひと夏、リビングではNulbarichの音楽がかかっていた。

Spotifyをダウンロードするようになって、プレイリストをいろいろ作成するようになった時、洋楽の中にNulbarichの曲を混ぜることがよくあった。彼らの楽曲は、洋楽の中に入っても、浮くことがなく、自然にマッチする。本来、日本語の中に英語が混じる歌は不自然に感じて、あまり得意ではなかった。しかし、NulbarichのボーカルのJQさんの独特なリズム感と雰囲気のせいなのか、むしろ英語と日本語の調和が心地よく感じられるのだ。

プレイリストの中でもかなりリピして聴いてしまうのが、次の曲「Sweet and Sour」だ。

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何気ない日々の中で、たそがれてしまうとき、ふと背中を押してくれる歌詞と優しいメロディー。たまたまNulbarichが好きなフォロワーさんに教えて頂いた曲で、とても気に入った。友野くんにも、いつか滑ってほしい曲である。

コロナ禍のときに、Nulbarichは、「TOKYO」という曲をリリースした。
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予期せぬ出来事に翻弄される私たち。だけどこの曲は「それでも、前を向いて過ごして行こうよ」という力強いメッセージを、さりげなく伝えてくれて、心が温かくなった。

このように、スケートから、音楽へ。推しが更なる推しをリレーのバトンのように繋いでくれる。こういうプラスアルファの循環が人生に訪れるって、素敵なことだと思う
。素敵な音楽に出会わせてくれた友野くんに感謝。そして、これからもNulbarichのお洒落な音楽は、私のプレイリストに刻まれ続けていくだろう。