定番からニューウェイヴまで… まるごと楽しもう。2022年のお祭りソング特集。

 

 

お久しぶりです。随分、更新が途絶えてしまっていました。皆様、いかが、お過ごしでしょうか? 

先日、私の街の夏祭りが規模を縮小して、3年ぶりに開催されることが決まりました。通りには、のぼりが設置され、久しぶりの夏の賑わいに、少しだけ活気づく街の気配を感じています。

もちろん、昨今の世界状況は、まだ、予断を許さないところではあります。それでも、様子を見ながら、日常を取り戻す第一歩が踏み出せるかもしれないという気分は、それだけでも、私たち市民にとって、大きな喜びを感じる出来事になっています。

久しぶりの夏祭りを前に、お祭りを感じる「お祭りソング」を聴いて、意味深い、夏の始まりに浸りたいと、曲探しを始めました。

 

まずは、大分、懐かしい1995年の名曲。

The Cardigans で、「Carnival」。

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この曲を知ったのは、実は、ある天気予報のBGMとして、でした。メランコリックでお洒落な曲調。甘くささやくようなボーカルにくぎ付けになった私は、早速、CDショップでこの曲を探していました。愛しい人への真っすぐでひたむきな思いと、楽しみにしていたカーニバルへの高揚感が、クールなサウンドと溶け合って、じっくり聞き入ってしまいます。

日本でも、浴衣を着た、若い女性たちは、彼氏と連れ立ってのデートにときめいたり、彼氏がいなくても、女友達とつれだって、街へ繰り出し、気になる男の子とすれ違う時にドキドキしたり。祭りとときめきは切っても切り離せない、と言っても過言ではありません。今年も、どこかの街で、どこかのお祭りで、胸をときめかせている男女の恋模様が、繰り広げられるのかな~なんて、甘い気分になりますね。

 

祭り、といえば、花火大会。花火大会と言えば、この曲。

Katy Perry で 「Firework」。2010年のリリース。

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花火の曲を歌っているこの曲。MVでは、日常にやるせない思いを抱えている人々の姿に焦点が当たります。心の中に着火した花火。熱い想いが心に宿る時に、奇跡が起こる。とても、勇気をもらえるストーリーになっていると感じました。

思えば、コロナになってから、私たちは、どれほど、花火から遠ざかっていたでしょう。一年目は我慢の年。二年目は、遠くの花火をリモートから眺めて、三年目、いよいよ、花火が目の前で上がるかもしれない。それだけで、どこか、泣いてしまいそうな気持ちです。

どうか、雨が降らないで、三年分の想いを、空に放ちたい。

そんなとき、この曲はとても、意味深いものになるに違いありません。

 

花火で気持ちが盛り上がった後は、終わらない夜の宵が始まります。

そのようなときは、2014年のこのナンバー。

Nicki Minaj で「The Night Is Still Young」。

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終らない夜、飲んで騒いで語り明かそうよ。ちょっとだけ、はじけちゃおうか。だって、夜はまだ若い。私たちのように、ね。

ニッキー・ミナージュは、いつでも、ぶっ飛んでいて、毅然とした態度で、人生をとらえている真の強い女性のイメージです。そんな彼女のこの曲は、今を真剣に生きる人々の一瞬の刹那を描いたもの。夜に、こんなことを思って、みんなで、会って、騒いで、青春の一ページがそこにありますね。祭りは、若さの象徴。誰もが、祭りの間、一時は、若い気持ちになって、その夜にしかない「今」を燃やし尽くします。夏祭りは、そんな気持ちが最高潮に達する瞬間です。ほんの一瞬の、今を楽しみましょう。皆さん。

 

そして、2022年のお祭りを最高に盛り上げる曲が見つかりました。

藤井 風で、「まつり」。

 

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毎日が、特別な祭り、という感じ方。春夏秋冬通して人生が祭り。みんなが、肩を落としたり、発奮したりしながら、こぎつけた祭り。その祭りを彩り鮮やかに、どこか慈愛に満ちた歌詞で優しく包んでいく。これは、まさに究極の「お祭りソング」だと思います。

R&Bと、お囃子のメロディーの融合はありそうでなかったアンサンブル。とても斬新な音作りですね。

 

日本全国で繰り広げられるお祭り。やっぱり、祭りがなかったら、夏は寂しい。

リア充も、陰キャも、大人も、子供も、やっぱり、お祭りで集まって、過行く季節、同じ空の下で、同じ花火見て、笑おうよ。

 

ここまで、お祭りソングを気持ちの向くまま、綴ってきました。

もし、今後の状況次第で、お祭りが中止になってしまったとしても、一時、お祭りを夢見て、お祭りソングで気持ちを盛り上げられた瞬間は、自分の中に財産として、降り積もると思います。また、いつか、こんな気分で、お祭りを楽しめる日が来ますように。