カーキのパンツと古着屋さんのお話。

7月になり、熱さが本格化してきました。皆さん、お変わりはないですか?

 

夏になると、一斉にショップがセールを始め、夏のファッションに話題が自然と集まりますよね。今日は、個人的に私が気に入っている夏のコーディネイトと、古着屋さんのお話をしたいな、と思います。

 

事の起こりは今年の6月。私の推しがファッション雑誌のWeb連載を担当することになり、お気に入りのファッションについて語っていました。

その中で、一つのコーディネイトが目に留まり、昔のことを思い出したのです。

そのコーディネイトは、白いTシャツと、カーキのパンツ。

実は、このコーディネイト。私が、夏になると必ずチャレンジしてみたくなるコーディネイトにテイストが近かったのです。

 

今から、14年位前、白いシャツのコーディネイトをネットサーフィンして、検索していた私は、ある古着屋さんのブログに行きつきました。

 

そのブログでは、白いロングシャツを、様々なコーディネイトで紹介していたのですが、その中で、目に留まったのは、白いロングシャツ、黒いジレ、そして、カーキのパンツのコーデでした。

 

清涼感のある白と、土臭さを感じるカーキのパンツ。このメリハリはとても新鮮で、つい真似したくなるものでした。早速店の名前をチェックしつつ、毎日、ブログをチェックしては、手持ちのもので、コーデを真似する日々が続きました。

 

そのお店では、常にありそうでない、オリジナリティのあるアイテムが紹介されていました。藍染のロングスカートや、アフリカの民族衣装のようなチュニック。華やかなアイテムの中に、一点、ベージュのリネン地のストールや、ロングコートを組み合わせて、どこかに硬さを演出しているのが非常に特徴的でした。

 

古着のファッションを生かしつつ、メッセージ性のある古着の世界。お店のコンセプトに惹かれながら、私の住む地域からは、気軽に通えない函館。お金が溜まったら、このお店に行って、ショッピングを楽しもう、そう、思って、日々のお仕事を頑張っていました。

 

ある日、突然、そのお店が閉店のお知らせをUPしたとき、驚いたのと同時に、私の中で、ある思いに行きつきました。「永遠に続くものなんてないんだ。好きだと思うなら、行けるときにその場所に行って、楽しめるときに、思い切って楽しまなくちゃいけないんだ」と。

 

夏になると、必ず、白いレースのブラウスと、カーキのパンツを合わせて、街へ繰り出したくなります。私にとっての夏の定番。そのコーデをするたびに、いつも、ワクワクしながら、ブログをチェックしていた、あのお気に入りのお店を思い出します。

 

私の推しも、白いシャツにカーキのパンツ、宝探しのように、古着屋巡りをしているのかな? 楽しめるときに、お洒落を楽しんで、行けるときにお気に入りの古着屋さんに行ける、そんな瞬間を大切にしてほしいなって思いました。