私の心を撃ちぬいたラッパー Rich Brianのこと

Rabbit Rabbit White Rabbit! お久しぶりです。もう、6月ですね~。ちなみに6月は、私の誕生月なのですが、個人的にじめじめした梅雨が苦手なので、誕生日を楽しみにする気分は毎年あまりありませんでした。

 

フィギュアスケート好きのおばさんであり、88risinig所属Jojiの音楽に魅了されて早数年、Jojiの仕事仲間でもあり、88risingのメインアーティストの一人、Rich Brianが、ここ最近、Niki、Warren Hueと一緒に新曲をリリースしましたね。そして、どうやらその新曲は、88risingの重要なプロジェクトHead in the clouds3に関係しているということが明らかにされました。新しいニュースを渇望していたファンにとっては寝耳に水!晴天の霹靂ともいえる動き。夏が一気に待ち遠しくなりました。

 

そんなわけで、Head in the clouds3の動きの前に、今回は、88rising 看板スターのRich Brianにスポットライトをあてて、彼の音楽に惹かれたいきさつを語りたいと思います。

 

Rich Brianを知ったのは、Jojiにはまった経過の中で、Feast Mansionという番組を見たのがきっかけです。特に、Jojiと一緒にお寿司をにぎっていた回がお気に入り。

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第一印象は、「大人しそうで、頭の回転が速そうな子だな」でした。番組の途中で、Jojiが、「ボクハ、ハンザイシャデス」って日本語を話すのですけど、一回聞いただけで、ほぼ完ぺきな発音で繰り返すんですよね。言葉の習得能力の高さを感じました。

 

インドネシア出身の彼は、母国にいたとき、実は、義務教育を受けていないらしいのです。小学校2年頃から、学校に行かせてもらえず、10歳くらいまで、勉強らしい勉強をさせてもらえてなかったと、後のインタビューで彼は話していました。10歳ごろから、独学でYoutube等、インターネットで英語を勉強し、音楽に触れ、今の基礎となる英語力や音楽センスを身に着けたようです。自分から、必要なことを学び取り、スキルアップできたのは、もともと、頭のいい子で、ハングリー精神があったからなのかなと感じ、彼の音楽に徐々に惹かれていくようになりました。

 

最初に聞いて衝撃を受けたのは「Yellow」。彼の心の渇きと痛烈な叫び。刺激的な言葉の中に感じる悲しみ。でも、誰のせいにもしていない潔さ。この若さで、こういう境地に立ってるって、特別なことだよなって圧倒されました。MVでは、彼の演技力の高さも感じて見入ってしまいました。

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次にご紹介するのは、アルバム「The Sailor」で一番のお気に入り。「Drive safe」です。彼のラップが他のラッパーと違って特別に聞こえるのはなぜかなって思ったときに、彼のリズム感の良さと発音のクリアーさが群を抜いているからなのかなと感じました。加えて、この曲は切ない恋心を前面に出した歌詞がとてもキャッチ―。彼の大胆な中にある繊細さがすごく伝わってきます。

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Rich BrianとJojiのコラボナンバーも、個人的に外せません。「Introvert」は、Jojiの救いようのない歌詞のパートと、Rich Brianのクールなラップが絶妙なコンビネーションで、お互いのいいところを生かしあったベストコラボだと思います。個人的には、また、Jojiとコラボしてほしいよ。Brian。

 

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88risingのコンピレーションアルバムHead in the clouds2のトップバッターを飾る曲は、韓国の歌姫CHUNG HAとコラボして話題になった、「These nights」。この曲の刹那的な感じと、少しクレイジーなムードは、夏の夕暮れ時、ドライブの時にかけると、風景と溶け合い、エモーショナルな気持ちにさせられます。HITC3の発表前に復習で聴いて、気分を高めるのもいいかもしれません。(CHUNG HAが彼のことを「ベストガールフレンドよ」って言ってたの、個人的にツボでした)

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2020年、心に残った曲は、「BALI」。コロナ禍の混乱の時に、助け合いとか、励ましあいをテーマにしたMVが心に触れました。今でも、辛いことがある時は、このMV、こっそり見てしまいます。

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2020年に発表したミニアルバムからご紹介するのは、「Don‘t care」。強気なサビとは裏腹に、すごく繊細な心が見え隠れするような歌で、秋口の微妙な時期に聞くと、非常にセンチメンタルな気分になりました。

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私は、不勉強で、ラップ音楽にそれほど、詳しいわけではありません。しかし、唯一、心を撃ちぬいてくれたラッパーでありシンガーのRich Brian。今後も88risingの中で、中心的役割を担い、更に尖った音楽を私たちに届けてくれることを期待しています。